生酛仕込/無濾過原酒
_ vintage2022
熟成をテーマに、オーガニックの山田錦を生酛で醸したシリーズ。自然の乳酸菌を手間暇かけて育て醸す生酛造りを用い、米本来の酸と複雑な旨味を丁寧に引き出しました。生ハムやチーズ、煮込み料理などにもよく合います。時とともに味が開いてくるのも面白く、米のポテンシャルを感じながら杯を重ねていただきたいお酒です。
○料理:鍋料理、煮込み料理、焼鳥、生ハム、チーズ(ハード系)
○飲み頃の温度10〜15℃、またはぬる燗
冷蔵庫内で冷やし、呑む少し前に冷蔵庫から出しておくと丁度良い飲み頃になります。
1回火入れ(「瓶燗火入れ」にて1瓶1瓶丁寧に熱処理)
保存方法:基本的には冷蔵庫保管が安心なのでおすすめしています。
※常温便発送
醸造: | 富久錦株式会社 兵庫県加西市三口町1048 |
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精米歩合: | 70% |
アルコール分: | 16度 |
圃場report _vintage2022
稲作を引き継ぎ、里と山の行き来が増えていくと、田や池や山などの自然は一連のものだと意識させられます。山や田の豊かさが、健やかな米をつくり、水をつくり、酒をつくる。当たり前のことですが、近年この有機的なつながりが弱まってきているように感じます。土砂災害や獣害など自分の圃場だけの手入れでは解決できない問題も増えてきました。山も田も一体のものという視点で農事を見つめ直し、里山の保全や多様性に富んだ田に戻していく取り組みを少しずつ進めています。間伐で出た竹や米ぬかなど身近な資源を用いた土づくりを続けていると、土が柔らかい触感に変わってきたのを実感します。圃場にいる蜘蛛や蛙など生き物の数が増え、食物連鎖の光景も増えました。ただ、増えているのは圃場内の草も同じ。有機管理を始めて4年、米ぬか除草や深水管理などで圃場内の草を抑えてきましたが、年々草もその環境に順応して勢力を広げてきています。加えて2022年は田植え時期に雨が少なく、水を深く入れられなかったこともあり、草が多く生える結果に…。収穫できる米の量は減りましたが、粒は大きく実りました。収穫前の秋の気温が近年では最も高く、お酒にする際に溶けづらいのではないかと対話しながら、酒蔵に米を託しました。
酒米: | 藤本圭一朗氏責任栽培 オーガニック米 山田錦 |
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圃場: | 兵庫県加西市上万願寺町 五反田182 土質/礫質灰色低地土(粘質:並) 主水源/川 |
酒米収穫日: | 2022.10.20 |
メッセージカード
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SEN 生酛 火入 300ml _vintage2022
ミニボトル(300ml)
- 販売価格(税別)
- ¥1,100(税別)¥1,210(税率10%)